安い婚約指輪と高い婚約指輪の違いは何が違うの?

安い婚約指輪と高い婚約指輪の違いは何が違うの?

同じように見える物でも随分違います

同じようなデザインなのに、何でこんなに値段が違うの?って思う事ありませんか?

これって仕事しているボクでも思う事があります。ほとんど同じなのに結構値段違うなぁとか何が違うねんとか・・・

ちゃんと説明を聞けば納得出来そうな時もあるんですけど、何だか腑に落ちません。ましてや一般の消費者が説明を求めてもちゃんと理解する事も難しいような気がします。

鍵は製作工程

この説明も半分は正しく半分は違いますが、指輪が作られる構成は大きく3つに分けられます。

  • 地金
  • 宝石
  • 加工

ですね。まず計画ですがほとんどの所ではまず、「販売価格」を決めます。その為には地金重量・宝石代・加工賃の3つですね。

まず地金重量です。地金が重いと価格が高くなり、軽いと安くなります。ここで一つ目の鍵。

次に宝石代です。品質の良い物を使うと見た目の輝きや見え方が違ってきます。これが二つ目。

そして、最後は加工賃です。加工賃をちゃんと出すと細部までしっかりと作り込まれたり、磨きがしっかりされて地金の輝きも違います。逆に安いと細部の磨きが雑だったり、作り込みが甘かったりします。

最終的にその違いが商品の魅力に反映されます。これは素人さんには区別がつかないと思います。今ではプロであってもそれが分かる人は少なくなっています。

そういった製造コストが違ってくるので、販売価格に大きく影響されます

地金重量については同じデザインでも1.2から1.5倍ほど違いますから、数万円の指輪を作る場合は地金代だけで大部分を占めてしまいます。腕の太さが微妙に違ったり全体的に細かったりと言った違いに繋がります。

宝石代もダイヤモンドを使う場合はどんなに小さくてもカットなどが違うと輝きや見え方が全然違いますが、それでもかなりのコストの差になります。

加工賃も石留めを数をこなす職人さんと、しっかりと綺麗に留めてくれる職人さんだとかなり違います。安いところは海外から出稼ぎで来たような職人さんもいるので、数をこなして稼ぐので、そのような人に高いお金を出してキッチリ留めてくれと言っても、技術力に問題があり結局は綺麗に留まりません。

留めた爪の方向がメチャクチャだったり、爪も磨かないような物も多くあります。しかし、良い職人さんを使いたくてもコストの問題もあるので現実的にはそういった数をこなすような職人さんに頼らざるを得ない事があります。

最終的には、販売価格をはじめに設定してから作るのでそういった価格のものしか出来上がってきません。手を抜こうと思うとプロは素人には分からないように手を抜く事が出来ます。

同じデザインの指輪の価格がどう違うのかといえば、こんな感じ

価格をはじめに設定した安い指輪の場合、

  • 地金代:1万円
  • 宝石代:1万円
  • 加工賃:1万円

かなり大雑把な計算例ですけど、これだと3万円で販売出来ますよね。次に価格を設定せず良い物を作ろうと考えた高い指輪の場合、

  • 地金代:1万5千円
  • 宝石代:1万5千円
  • 加工賃:1万8千円

これもかなり大雑把ですけど、これだと4万8千円になります。販売価格の差は1万8千円です。かなり違いますよね。普通に見た目にはほとんど違いが分かりません。

本当の事を言えば、比べれば分かるけど、比べなければ分からない

この一言に尽きるんです。これでどちらかを選択するのはお客さんだから、どちらも正解なんです。比べなければ分からないといった意見で安いのを選ぶのも正解。やはり良いものが良いという意見も正解です。

この比べなければ分からないと言った事がキモですよね。ボクの好きな車で考えると、品質や耐久性の評価が高い日本車か、それぞれが劣るけど価格がかなり安いアジアなどの新興メーカーの同じようなデザインの車を選ぶのか。といった具合です。

指輪の場合は海外で作られている事もそうは多くないのですが、あくまでイメージですけどね。それでも車に興味がない人に言わせると比べなければ分からないものです。

しかし、やはり安いものには安い理由、高いものにも理由があります

プロから言わせるとコストの計算もするので、どちらも理由はよく分かりますけど、安い物には安いなりの理由と出来上がり、高い物には同じ理由と出来上がりの差が出てきます。実際に見た目も違うし、満足感も違います。

プロはルーペで見るので、細かい部分が気になるんですよ。作りのしっかり感(指輪の下の部分の細さや全体の厚みなど)や、使われている宝石の品質(クリア感、色目、ダイヤモンドならカットや輝き)、それから細部の仕上げ(爪の内側まで磨かれているか、指輪全体のメッキの乗り方、宝石の留まり方)、などパッと見ているようでかなり細かく見ています。

最終的には全体的な見え方で判断していくんですが、そうなると安い物は扱いたくありません。ボクの場合は安い物が売れ残るといらなくなるのです。多少高くても良い物であれば、自分が納得している分いつか良い人に巡り会えると思えるんですよ。

少しでも比べて欲しいです

色々なお店を回るのは結構疲れると思うんですけど、出来る限り自分の目で見る事は重要です。ネットショップの場合は比べる事が難しいとしても、お店のポリシーや店主の考えなどどんどん問い合わせで聞いて欲しい。しかも突っ込んだ所を聞くだけでお店の反応は違ってきますよ。

どんな物でもそうなんですけど、何かを買う時は衝動的な買い方は別として、よっぽど信頼出来るお店がない時は数店ほどお店を見たり調べたりすると思うんですよね。

その中で自分の納得出来る所を選ぶ方が良いですよね。

せっかく選ぶなら納得して選ぶ方が絶対良い

指輪なんて数万円から数十万円、数百万円と色々あります。せっかくの買い物ですし高い安いに関係なく納得して買ったほうが絶対良いと思いますよ。正解は自分の中にあるんですし、その方が絶対ですよ。

ちなみにボクもそう選んでますし、作る時も納得して良い物を妥協も含みながら作ってます。「うわっ!失敗したぁぁぁ。。。」とか「思ってたんと違うやん、何でこんな事になったんやろ・・・」とか思う事もあったりボツだったりします。

結局自分が体験するしかない場合もあるので、経験するしかないと思いますけど、やはり納得という事が大事ですねぇ。

ちょっと、話が逸れましたが高いものと安いものは結構違うんだと分かってもらえたかなぁ(^^;)

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