婚約指輪で使われる地金とは?

婚約指輪で使われる地金とは?

婚約指輪に選ばれる地金の話

婚約指輪を製作する時に意外と重要なのが「地金をどうするか?」という事です。指輪の色合いや宝石との相性もあるので簡単に選びがちになる地金について考えていきたいと思います。

ほとんどの方はプラチナを選びます。

ある調査によれば、婚約指輪の地金素材には「プラチナ」を選んだ人は85%以上となっています。
2011年の調査以来、ずっと9割近い数字を誇っており人気の素材です。ちなみに、結婚指輪でプラチナを選んだ人は男性女性問わず70%以上で「結婚指輪よりも婚約指輪でプラチナを選ぶ人が多い」と言えますね。

プラチナの最大の魅力は、なんと言ってもその清楚でピュアな雰囲気。ダイヤモンドの美しさを引き立てる純白のカラー、オフィスでも浮かないノーブルな品のよさが多くの日本人に好まれています。他の地金に比べると産出量が少なく、希少性が高い点もブライダルシーンで好まれる理由のひとつ。高い純度基準があるため、他の地金に比べると高純度のリングが多いのも特徴です。

素材としての魅力が多い

また、取り扱いやすさの面でもプラチナは優秀。摩擦や高温などの刺激にも、酸やアルカリにも強い特性があり、温泉・プールなどでも変質・変色しにくいです。それでいて粘り強く、しなやかな性質を持っているので、対応できるデザインの幅も広い。大きな宝石や繊細なデザインにも対応できますし、サイズ直しをしたいときの変形加工がしやすいのも、見逃せない魅力のひとつです。

また、プラチナは変色や変質しにくい安定した品質ですしアレルギーも起きにくいので、金属アレルギーなどをお持ちの方でも安心です。
希少性が高く、ダイヤモンドの輝きと相性がいい点も人気の理由です。 ただし、プラチナだけでは柔らかすぎて傷付きやすいので、婚約指輪にはパラジウムなどの金属と合わせた合金が使用されています。

ダイヤモンドとの相性も抜群です。

婚約指輪の定番デザインといえば、ティファニーセッティングと呼ばれるダイヤモンドを中石に据えたリングです。ダイヤモンドがメインのリングをもっとも美しく見せ、白く輝くその魅力を存分に引き立ててくれるのが、銀色のプラチナ素材だといわれています。

ダイヤモンドのその無色透明さをより美しく見せることのできる繊細な細い爪は、プラチナの材質だからこそできることだといわれています。
プラチナは、サビたり変色したりしにくいことや、耐久性に優れているという点から、永遠の愛を誓い合う婚約指輪にぴったりの素材であるともいわれます。

もし地金の色や質に対して特別なこだわりがない場合には、プラチナを選んで正解でしょう。

実は日本より世界で人気のゴールド

日本ではプラチナが圧倒的人気ですが、実は世界で見ると最もポピュラーなのは「ゴールド」なんです。中でも「イエローゴールド」は古くから愛されてきた地金素材です。明るくゴージャスで華やかな雰囲気もあり、カジュアルなファッションにも似合うので、普段使いしやすいのも人気のポイントです。

ボクの家は宝石職人の家だったので、特にゴールドはよく使われていた素材です。

ゴールドは非常に柔らかいので、アクセサリーに加工する際は通常、銀や銅、ルテニウム、パラジウムなどを少し混ぜた合金素材が用いられます。含有物の割合によって「K18」「K24」などの種類があります。

指輪として用いるならば、金75%含有の「K18」がおすすめです。強度もあり、変質変色もしにくいので扱いやすいですし、ジュエリーとしての価値も高いです。

海外のジュエリーでは「750」と刻印があったりしますけど、金75%含有の「K18」になります。

含有物の種類などによって、ひと口に「イエローゴールド」と言っても微妙な色の違いがあります。購入の際に一度は試着をして、自分の肌にピタッとくるものを選ぶのがおすすめです。

日本人の肌なじみが良いイエローゴールド

もっとも多くの人に愛されるイエローゴールドは、ゴールドの中でもとびきり華やかで存在感のある主役です。
豪華で贅沢な雰囲気なので、ナイトパーティーやディナーなど、高級感あふれる場所でファッションの格上げアイテムとして活用できます。

プラチナとの相性はもちろん、ピンクゴールドとの相性もいいので、さまざまなリングと組み合わせてコーディネートするのも粋な楽しみ方です。

冬にとても人気のピンクゴールド

近年人気が高まっている「ピンクゴールド」。金でありながら、ほんのりとピンクがかっている理由は、「銅」を多めに混ぜているため。銅の持つ赤みによってピンクっぽい色味になっています。

ピンクゴールドの一番の魅力は、その柔らかく温かみのある雰囲気。可愛くて女性らしい雰囲気のジュエリーが好きな方にはとても人気の素材です。
華美になりすぎないので普段使いもしやすいですし、「日本人の肌色に比較的合いやすい」とも言われています。

ただ、ピンクゴールドは少し手入れに手間がかかります。銅が多く含まれている分、酸化しやすく、湿気や皮脂、汗や温泉の成分などに反応して変色する可能性があるので、取り扱いには少し注意が必要です。

硬く丈夫ではあるのですが、サイズ直しをする際には対応が限られる場合もあるので、購入時には必ず店舗で確かめておく方が良いでしょう。

プラチナに近い色味のホワイトゴールド

一見プラチナと見間違えてしまうほどの、純白の輝きを放つ金(ゴールド)もあります。それが「ホワイトゴールド(WG)」。金に銀とパラジウムを混ぜて作られた地金素材になります。

ホワイトゴールドもプラチナも、リングにする際には透明感のある白色に仕上げるために、ロジウムという貴金属でメッキがかけられます。

長年使用していると、傷や擦れからこの部分が剥がれてくることも。プラチナは元々が白いので見た目にわかりにくいですが、ホワイトゴールドの場合は元来のシャンパンゴールドのような色味が現れてくることもあります。

再メッキをすればすぐ元に戻せますが、購入前にはその点を考慮に入れておくといいでしょう。

また、ホワイトゴールドはプラチナに比べると硬質な素材。同じデザインのものもありますが、どちらかというと柔らかく曲がるデザインを施しやすいのがプラチナ、逆に硬質だからこそ出せるキラキラ感を魅力としたデザインを楽しめるのがホワイトゴールド、という棲み分けがあります。

両者で迷う場合は、好み、予算感、ケアの方法などから自分に合ったものをチョイスするといいでしょう。

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