どうやって作ってるのか
テレビとか雑誌とかで、よく「お客様の事を考えながら作ってます」とか言ってますよね。懐疑的な性格のボクとしては「ホンマかなぁ・・・」と思ってしまうのです。
ちなみにうちの父親は宝石職人なんですがどうだったか?
他の宝石職人の事は知りませんが、うちの場合は、
「そんな事考えてない!」
そう、これっぽっちも考えてないとは言いませんが、ほとんど考えてないと感じます。
これには理由があります
職人さんって基本的に目の前の商品しか見てないんです。だから、どんな物であっても誰からの注文であろうとも同じ姿勢で作ってます。
だから、作業上で何か問題があったらその問題を解決する為に考えながら作業しています。その視線にお客さんはいません。目の前の問題しか見ていないんです。
そして、安い仕事も高い仕事も全くブレずに同じ姿勢です。安いからと言って手抜きとか絶対にしない。
自分に負ける
以前、何かで話していた時にこんな事言ってました。
「手を抜くって事は自分に負けるって事やぞ。誰がそんな格好悪い仕事出来るか!それはな、商売人の考える事や。」
って。渋い。なかなか渋い。
だから、目の前の作っている物に対して一生懸命に作ってるので、お客さんを思って作っている感じはないですけど、着ける指であったりとか身体の部分であったりとか、そういった事を考えながらは作っているので、最終的にお客さんの為になっていると思います。
あくまでうちの場合であって他は知りません。残念な気持ちかも知れませんけど、それが真実だとボクは思ってます。ただ、商品は最高なので許して下さいね(^^)
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