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シルバーリングを身に着けると青い型が付いてしまう。

シルバーリングを身に着けると青い型が付いてしまう。

先日楽天市場店で売れているシルバーリングなんですが、指に着けていると指に青い跡が付いてしまうというお問い合わせがありました。

シルバーリングは「メッキ」をしています。このメッキが曲者でシルバーリングにしっかりと付いてくれると良いんですが、薄く乗ってしまったりすると身につけると剥がれてしまう事があります。

そんな場合は磨き直してもう一度メッキをやり直す事になるんですが、これが問題でメッキの工程は、

地金に付いている皮脂を落とす
メッキ液に浸ける

という工程で皮脂を落とす工程が大切なんです。そうしてメッキ液に浸してメッキが出来るんです。それがメッキの工程なんですよね。
それでもメッキが剥がれる原因はもう一つあって、それはその指輪を着ける方の体質だったりします。

結構あるんですが、シルバー製品で肌のトラブルが多いのは夏なんです。なぜ夏なんでしょうか?それは汗の性質なんです。
汗は「酸性」でその酸性の汗がメッキを溶かす場合があるんです。

個人の体質の場合が多いので一概には言えませんが酸性が強い方の場合は、丸い真珠が楕円になるほどです。
そんな場合はコマ目な手入れが必要になります。

これはシルバーや金製品だと起こりやすいトラブルで、プラチナの場合は起こりにくい問題ではありますね。プラチナは低刺激というのは本当なんですよね。
個人的にはプラチナをおすすめしているんですが、シルバーの方が価格的にも良いと思うんでしょうね。。。


ここ最近は「金(ゴールド)」の人気が上がってきています

18金の手入れはどうするの?

金の売れ方は去年から変わってきました

うちは去年まで全体的にプラチナが中心で売れていました。今でも確かにプラチナの比率が高いんですけど、「金のうんこ」以来、普通の指輪でもゴールドのお問合わせが増えてきたんです。

確かに金の相場は高くなっているんですけど、世界的に金の需要が上がっている事に加えて長らく白い地金が好まれてきた流れが多少変わってきたのかも。と思っています。

まぁ、日本の場合の宝飾品は18金がメインで純金ではないのですが、相場が上がっているので指輪の価格も上がってしまいます。

という訳で、いつでもお問合わせは受け付けますので金での製作を希望の方はいつでもどうぞ(^^)


ジュエリーで地金の重さを聞く方は、地金買ってきて自分で作った方が良い

ジュエリーで地金の重さを聞く方は、地金買ってきて自分で作った方が良い

こちらの力不足ではある

お問い合わせでたまにあるのが、この指輪は何グラムですか?って聞かれます。

こちらとしては淡々と想定されるリングサイズから重量を割り出したりして、応えるんですが、そのあと全く音沙汰がないんです。重さに対して価格が高いとかあるんだと思います。

そうなると、ボクとしては「あ〜・・・指輪と共に価格を凌駕する魅力がなかったんやなぁ・・・」と思ってしまいます。

それはそれでも良いんですけど、今回はこちらの思うところを書こうかと思います。

ジュエリーは地金価格だけを考えると高い

物には何事にも相場があります。ジュエリーの場合、プラチナや金などインターネットで相場が出ています。例えば8月28日の朝であれば、1グラムあたり、金4,945円、プラチナ3,807円などですね。

これは日々変わってボクが働き出した20年ほど前はプラチナが1,800円、金が1,000円くらいでした。戦争が起こったりすると資産価値のある金などは値上がりするんです。一時期はプラチナが7,000円ちょっとまで上がった事もありました。

で、指輪はプラチナや金で作られるので、指輪1本あたりの重量が当然ながら出ます。

例えば6本爪のティファニーセッティングの指輪だと3グラムから4グラム。1カラット用の場合だと6グラムとかですね。

そうすると、地金が1グラム5千円として3グラムだと1万5千円。ダイヤモンドの価格は分からないから別として、そう考えるとこの見積もりは高いとか安めだとか考えるんです。

メールが返ってこないのは、この重量あたりの価格が高いから安い所で考えようという事だと思います。

こういった場合、加工賃と言った宝石職人の手間は完全に無視されます

地金重量だけで値段を判断されるのは、ある基準があると思うので良いと思うんですけど、その場合は手間賃は全く無視されてしまいます。

その手間でご飯を食べてるのに、地金重量で判断されるのはなんだかなぁと思ってしまいます。

色々考えた上での判断基準だと思うんですが、宝石職人も初めは指輪すら作れない小僧時代もあった訳で、それを20年、30年と続けて今があるのです。

すぐに作れる訳じゃないし、作れたとしても理想通りの納得いくものではなかったりします。長い間積み重ねてきた作り方やこだわりがあって、設定している手間賃と地金代を含めた価格設定です。

高く設定するのも安く設定するのもお店側の都合がありますけど、うちは他より確実に綺麗に美しく「ザ・ジュエリー」を作っている自負があります。

地金重量だけで判断する人がいるのは、仕方ないとしてもうちはそれだけで判断する方とはお話が出来ません。

乱暴な言い方をすれば、「地金買って自分で作りや。」って感じです。

何年もかかって作っているジュエリーです

ティファニーやブルガリ、ハリー・ウィンストンなどで指輪の地金重量を聞く人って、今まで聞いた事ありません。多分、そんな事聞いても一応答えてくれるでしょうけど、相手にされないと思います。

そう考えると、うちはまだまだそんなブランドジュエリーの風格もないと思います。

ただ、ジュエリー製作の出来上がりや品質に関して言えば、石留めや仕上がりを含めて上回っている部分もあります。

ブランドも1日で出来た訳ではないですし、歴史があります。その歴史の中でなくなっていったお店もいっぱいあります。お客さんを裏切らず、良い商品を作ってきた所だけが、現在のブランドジュエリーなのです。

うちはまだまだと思いますけど、もうジュエリー関係の仕事をして親子で50年くらいにはなるので、ブランドに負けないくらいちゃんと自信持って作ってますよ(^^)


金のバックル

金のバックル

金のバックルだけど、プラチナでも作れます

約一年ほど前から取り組んでいるバックル。作ってみたらプラチナやゴールドを壮大に使用する事になって価格が青天井・・・地金だけで300グラム超え、地金代だけで150万円超えるって恐ろしい・・・金でもプラチナでも使う地金は壮大です。

四苦八苦しながら軽量化に取り組んだりしてるけど100グラムの軽量化って強度の事もあるから大変。
そんな訳でシルバーでも製作するようにしたけど、それでも地金は使うし加工賃もバカ高いし50万円は超えてしまう。

お客さんに感謝しかない

それでもお陰様というか、今までのお客さんに頼んでみたところ、数人のお客さんには作ってもらえてる。
このバックルはあるお客さんが作ってくれたバックル。シルバーにゴールドメッキという仕様。

毎月こんな注文がくれば良いなぁと思いつつ、そんなバカな話はないと言い聞かせてる。

バックルを作る理由は挑戦

それでも作る理由は、貴金属ジュエリーとして作っている人を最近ではあまり見かけない事と、こちら側の技術の勉強という事もある。
インターネットで探す人も少ないと思うけど、その時にうちが作っているという事が分かれば、作りたいという気持ちになるんじゃないかと思う。

実は失敗の連続で諦めたくなった事も

ここだけの話、作っている時でもかなり失敗してて、その度に納期を守りながら一から作り直すという事の連続。

何度か作るうちに、上手くなって失敗が減り技術向上を実感する感じ。腹立つ事も多いけど楽しい事には間違いない。

正直なところ、作りたいから作ってみるというスタンスだけど、大変な事も多くて・・・それでも完成するまでやってみたい。その完成が成功しても失敗してもね(^^)